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2011年09月30日

秋の双六岳へ 初日夕方まで

木金休みが終わり、土日休みに繋がる連休を利用して、
夏に行けなかった北アルプスに行ってきました。
 
新穂高温泉から双六岳を小屋泊まり1泊2日です。
初日は双六小屋を目指します。
 
秋の双六岳へ 初日夕方まで


家で寝てから深夜1時半に出発。
朝4時半に新穂高温泉無料駐車場につき、1時間ほど仮眠。
 
5時半に準備して出発。
駐車場の脇道から、新穂高登山指導センターへ。
秋の双六岳へ 初日夕方まで秋の双六岳へ 初日夕方まで
秋の双六岳へ 初日夕方まで秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
隣の看板に北アルプスの山々の標高が書かれています。
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
目指す双六岳は標高2860m。
ここはまだ1090m・・・
  
今日は山頂手前の双六小屋までで、
 

    コースタイムは7時間5分。
    標高差 +1633m 、-176m
    平坦な距離だと往復で、28km
 
 
 
昨年北岳以来の6時間越えコースタラ~
 
ここんことそんなに歩いてないので体力が心配だが、
双六へ行く看板を見て、少し気合が入った。
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
 
 
登山届けを提出し、出発。
少し歩くとゲートがあり、ここにも看板が。
秋の双六岳へ 初日夕方まで秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
ここから林道が5キロほどの2時間弱かかる退屈な道。
いきなりテンションが下がるも、左手にずっと笠ヶ岳が見える。
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
すげ~な~あんな高い山と同じくらいの高さまで登るのか~
笠ヶ岳といったら、ここらでも屈指のキツい登りが6時間以上続くコース。
体力ついたら登ってみたいな~
などと眺めながら歩いていたら、何か目線を感じハッと立ち止まると、
秋の双六岳へ 初日夕方まで



 
 
 
 
 
 

                     何かいるぞ???

 
 
 
 
 
 
 
  
 
秋の双六岳へ 初日夕方まで



 
 
                     ニホンカモシカ!!
 
 

 
                     こっち見とる!!!
 
 

  

その距離5m!!!
  

 
お互い目を合わせ硬直。
 
どうすればいいんだこの状況!
角小さいけど、近づいて突進されたらひとたまりもないな。。。
恐る恐る一歩一歩踏み出すと、やぶの中へ逃げていきました。

  
ホッと一安心~汗
 
 
あ~ビックリした。
夏に逃した北アルプス登山が、いきなり林道入り口で終わるかと思った~(焦)

でも、動物に出合った登山はいいことある時が多いので、
今回の登山も期待が膨らんだ。
 
 
 
  
そのまま林道を歩き1時間20分ほどで、わさび平小屋到着。
秋の双六岳へ 初日夕方まで
軽く朝食を食べる。
深夜の移動と早朝の行動で、胃が変な感じ。。。
 

再び林道を歩くと、やっと視界が広けてきた!
分岐点の小池新道入り口(標高約1500m)に到着!
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
さぁここから、途中の鏡平山荘まで3時間半!長っ!!
ちなみに登ってる人は、自分を含め3人。。。
周りを見る限り人はおらんです。
 
しかし、やっと林道が終わり景色もキレイなので、疲れも気にならなくなる。
登山道はすごく整備させていて、
岩がじゅうたんや階段になっており、すごく歩きやすい。
秋の双六岳へ 初日夕方まで

山小屋の方達の重労働に感謝しつつ、
40分ほど登ると水場の秩父沢へ。
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
天気もすごくいいです!
秋の双六岳へ 初日夕方まで

遠くに槍ヶ岳も見えるようになってきました。
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
さらにのぼって、イタドリヶ原(標高1900mほど)という場所に到着。
笠ヶ岳手前の抜戸岳方面に雲がかかってきました。
秋の双六岳へ 初日夕方まで

こちらは大マノ乗越方面(だと思う)キレイな晴天です。
秋の双六岳へ 初日夕方まで

下を見ると、小池新道の入り口があんなに小さく。
秋の双六岳へ 初日夕方まで
まだ鏡平山荘までは1時間45分あるそうです・・・

ここからが、少し急登になってきて一気に息があがってきた。 
 
少し登ったシシウドガ原のベンチで一回休憩し、
鏡平山荘まであと1時間くらい。 
森林限界超える2200m越えると息も心なしか苦しくなってくる。
 
ハァハァいいながら登ってると、道がきれいになってきた!
秋の双六岳へ 初日夕方まで秋の双六岳へ 初日夕方まで
 


そしてついに!着いた!
鏡平山荘にある鏡池!!!(標高約2280m)
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
 
すげー!本当に目の前の槍ヶ岳が鏡になって写ってる!
秋の双六岳へ 初日夕方まで

槍ヶ岳から穂高連峰までまるっと写ります。
秋の双六岳へ 初日夕方まで

槍ヶ岳!!
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
いや~この景色は絶景!着てよかったぁ~
この景色に乾杯!
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 

しばらく写真をカシャカシャ撮りまくり、隣の鏡平山荘へ。
昼食に冷うどんを頂きました!
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 

昼食も食べたら、昼寝して・・・いやいや登山の続きを汗  
続いての登山道はこちら。
秋の双六岳へ 初日夕方まで

写真左の尾根に登り、その後稜線を歩いて、一番右のポコっとある山(樅沢岳)
の左側の谷間まで行きます。
 

鏡平山荘の周りの池に設置された木道を通り、
山腹を斜めに登り1時間ほどで弓折乗越(標高約2580m)へ到着。
秋の双六岳へ 初日夕方まで秋の双六岳へ 初日夕方まで

鏡平山荘があんなに小さく。
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
ここから双六小屋まではコースタイムで1時間10分。
あと一息だ。
この時点で、槍・穂高、笠ヶ岳は雲がかかっていた。
 
ハイマツを抜け、名も無いピークをアップダウンしてると、
砂場のようなところで、遠く向こうに鷲羽岳が見えた!
秋の双六岳へ 初日夕方まで


あと2キロか!了解!
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
さらにハイマツ帯を歩くと、見えた双六小屋!!
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
見えたけど・・・全然近づかない汗
遠いよ・・・この2キロ。
ほんとに1時間10分で行けるのか!?
スタートから8時間弱経っており、だいぶしんどい。
 
あと少し、あと少しと歩いてると、

 
 
 
 
 
 
 
 
                     着いた~!!!
 
 
 
  
 
 
 

 
双六小屋!!!(標高約2540m)
秋の双六岳へ 初日夕方まで
秋の双六岳へ 初日夕方まで


 
うお~!!
鷲羽岳(百名山2924.2m)が目の前に!!!
秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
ここら辺の山々は、登ってこないと見れない景色。 
こんな北アルプスの奥部まで来れたとは!感動! 
  
左をみると白い岩稜の燕岳まで見える!
秋の双六岳へ 初日夕方まで
  


すげ~!



すげ~けど・・・風がめっちゃ冷たい。。。
急いでフリースと雨具着たけど、まだ寒い!
 
とりあえず山荘前のベンチでくつろぎながら、
途中から抜かれつつ抜かれつつだった方とコーヒーで乾杯。
秋の双六岳へ 初日夕方まで秋の双六岳へ 初日夕方まで
 
休憩1時間を入れて、コースタイム+1時間の
トータル8時間で到着。
 
時間は14時前。
 
  
一緒に登った方と、これから荷物軽くして双六岳(往復2時間半)
に行くかどうか悩む。
 
足は意外にまだ動きそうなので、荷物を軽くすれば行ける気はする。
しかし、風が強くてかなり冷たい。
しかも、雲がだいぶ流れてきてて、槍・穂高は雲の中。
双六岳は雲にかかってなくても、他の展望がいまいちっぽい。   


これだけの条件なら、止めて明日朝に登ればよいのだが、
自分を悩ませるもう1つの条件が。
 
 
それはもし明後日も天気が良いなら、
明日ここから西鎌尾根を通って、槍ヶ岳に登り、
3日目に下山も考えていた。
 
それなら、朝一に双六岳往復してから行くより、
今日のうちに双六岳登って、明日朝一に槍ヶ岳を目指したほうが良い。
 

しかし!


明後日がどうも雨っぽくて、
こんな風が冷たいなか、雨降ったら雪にもなりかねない。
槍ヶ岳から新穂高への下りロングコースも、
雨で足場が悪くなる可能性大だ。 



山荘の人に天気と行きたいコースを相談したら、
この寒い中に雨が降るなら、自分だったら止めておく。と言っていたので、
今日の双六岳は行くの止めることに。
 
  
明日は天気がいいっぽいので、日の出前に登り、
途中で日の出を迎えて、雲が上がってくる前の展望を狙うことに。
  
  


山荘で部屋案内を受け、荷物を置いて少し横になったら、
あっと言う間におちて、30分くらい寝ました。
 


その後は、同室の方々やご飯の席が一緒になった方と
登山話に花を咲かせてました。
 
山小屋に泊まる人は、山が好きな方なので、
色々な人と会話や経験談聞けて、すごく貴重です。
これだから小屋泊まりはたまりませんビール
 

そして、さすがは槍・穂高と黒部五郎・雲ノ平との基点となる双六小屋。
今の自分ではとても選ばないようなコースを通ってきた方ばかり。
すごく参考になりました。
 
 

あと、双六小屋の晩御飯はスーパーおいしくて、
ご飯や味噌汁のお代わりがとまらないくらいでした(旨)
秋の双六岳へ 初日夕方まで 
まさかこんな美味しい天ぷらを頂けるとは!
 
  
さぁ、そして。
 
夕方強かった風も止んで、雲も無くなりかけていたので、
ご飯食べてから、外へ出てみると・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 

 
 
 
 
                         つづく 

 
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 

  


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